出るグイは打たれる。
この間大人数の飲み会に参加した。
総勢30人くらいはいた。
そのうち約20人は女性だった。
そして集まり自体も全員ほぼ初対面だった。
同業者であることしか共通点はない。
・私の中では4人以上は大人数になる。無論大人数は苦手で好きでない。
・初対面人見知りである。(初対面人見知りとは、初対面~3回までは上手く話せずそれを超えると自分の味が出せるようになる人見知りである)
・女性とのトークは大の苦手としている。
というようにすぐに非難が必要な状態である中に私は今回突っ込んだ。
これは私が超ド級の飲み会に参加し戦い、分かったことの記録である。
まず結論としては楽しかった。
しかしあの場にいた人の感じた”楽しかった”とは少し違う”楽しかった”であることは分かっている。
飲み会は諸事情により30分遅れで開始された。
しかし本来の時刻に合わせて行った。
店の階に到着しエレベーターを出たとたん、路地裏の猫のような視線が私に刺さった。
怖、怖い。。。
かかか帰りたい。
後ろでエレベーターのドアが閉まる音がした。
店の前で早く来た10人と他を待っていると店員が中でお待ちくださいと言ってきた。
幹事がいないのに中に入るのは危険な気がしたが店に入ることになった。
うん?誰も動かない。
その時!誰かに押された勢いで!店に入ってしまった!
この私が先頭で!
パニックだった。
目の前に誰も座っていない30人席が現れた。
もう分からない。
私はとっさに女性を先に座らせた。
外見はレディーファースト。
中身は主導権の押し付けだ。
と、言うことで私は一番奥に座った。
幸い隣は男が座り、女性とはかなり沈黙していたが隣のA君のおかげで何とかなった。
時間とともに人数がジャンジャン増えていった。
そして主役が来た・・・
この主役とは、来た瞬間に叫びだし女の子と肩を組みだし、ずっと一気をしている人のことだ。
なぜ主役というと他の人に比べ周りの人の視界に入っている時間が多いからである。
さて皆さんはここに主役が何人いるかお分かりだろか。
そして星が私なんだが、、、なぜこんなによいポジションに。。。
人間は大きく2パターンあるという持論がある。
グイグイかディフェンスディフェンスか。
グイグイグイグイとは、どんな相手でも自分をぶつけ相手の様子を伺うこともなく、名前の通りグイグイくる人を言う。
同じような意味ではパリピなどがある。
主な種族としてはサーファー・サッカー部・チャラ男などがある。
もちろん主役はグイグイであり、グイグイ界のエースだ。
カードにするならもちろんキラキラだ。
*上記のすべての人が当てはめる訳ではなく、私の独断と偏見からなる個人の意見である。
一方のディフェンスディフェンスは、常に周りの人の顔色や雰囲気を伺い、大人数でどんちゃん騒ぎすることを苦手とする人である。
同じような意味の言葉は今日までの日本語にはまだない。
このディフェンスディフェンスの大きな特徴は常に自分をもう一人の自分が監視しており、すぐにブレーキを踏んでしまうことだ。
そしてなんと隣のA君はディフェンスディフェンスだった。
かなり意気投合した。
会が進んだ時主役がこっちに来て女性陣に言った。
「俺さっきからうるさく見えるべ。でも静かなのがホントは好きなんだよね。てか使い分けられる的な」
なんとユーティリティとぬかしている。
ディフェンスディフェンスを極めた者から言わせてもらう。
どんなに静かにできても、周りの空気や雰囲気を察することはできない!
お前がどんなにディフェンスについて言おうと本物ではない!
どんなに頑張っても根はグイだ!
その証拠がお前の発言に出ている!
使い分けられる的な。の的なだ!
本当のディフェンスディフェンスは女性に容易にこんな発言はしない!
心の中で私の金田一耕助が主役に指をさし叫んだ。
しかし女性陣は主役の話に夢中だった。
そして会が終わった。。。
星が私だ。だからなぜこんなに良いポジション。。。
写真は常にグイグイの人が自撮りしてくれる。
一度やってみようと携帯を握ったが、手に変な汗と謎の油が噴き出てしまい、画面をスクロールできなくなってしまった。
だからグイグイの撮ってくれた写真に入り、それを載せた。
でもな、、、でもな、、、
ホントにユーティリティになれるのはディフェンスディフェンスだ。
なぜなら根がディフェンスであり、グイグイの温度を出すことはできる。
そう。ブレーキを踏まなければ、、、
つまり出るグイは打たれるのさ。
おまけ。。。
隣のA君。飲み会の中で狙っている女性がいたんだって。
でも彼氏がいたんだって。
うん?私には女性を狙う余裕がなかった。
てか主役の話に夢中だった。。。
やっぱりグイ強し。
そしてA君はもしや。。。グ。。。。。
長々と失礼いたしました。